こんにちは!千葉市若葉区千城台の学習塾、エース進学塾 塾長の仲田です。
先週は『中学生は毎日何をするべきか』をお話ししました。
今週は小学生の勉強内容についてです。
「宿題をやったらすぐに遊び始める」
「休みの日は何もしない」
そんなお子さんをお持ちのお父さん、お母さんは、今日お話しすることをやってみてください。負担なくできるはずです。
小学生のお子さんは、毎日『視写』と『音読』をしてください。
私はエース進学塾で、小学生、中学生、高校生の国語の集団授業、個別授業を受けもっています。
国語の指導歴は20年を超えました。
20年の国語科指導経験で感じたのが、
「今の中学生の多くは、小学生のうちに良い文章に触れ、身につけることができていない」
ということです。
学生だけでなく大人になっても必要な『文章読解力』とは、『文章を読んで理解する』力です。
文章読解力を伸ばすには、良い文章を読む経験と、良い文章を書く経験が必要です。
良い文章を読む経験が、良い文章を書く力を育て、良い文章を書く経験が、より良く読む力を育てます。
良い文章を読む、書く経験の第一段階として『視写』『音読』を行います。
必要なものは、教科書と、縦書きまたは方眼のノートです。
教科書には、良い文章が盛りだくさんです。まず、教科書で文章に慣れ、そこから課題図書などの他の本に移っていきましょう。
まずは視写です。ノートに教科書の文章を書き写します。
このとき、一文字ずつ声に出しながら書きます。
次は音読です。ノートに書いたものを読み上げます。
つらつらと止まらずに読むお子さんは、注意してください。点や丸できちんと止まって読みます。文章構成を理解するためです。
お子さんが視写を終えたら、おうちの方がチェックしましょう。かわいいスタンプを押してあげると喜びます。
音読も、おうちの方が聞いてあげてください。読んでいるときに気になることがあっても、途中でさえぎることはしないでください。さえぎってよいのは、止まらずに読む時だけです。
これを毎日1ページずつ(きりの良いところまで)やります。
学校がある日もやります。休みの日もやります。親子の約束事にしましょう。
お子さんを勉強に向き合わせるための方法は、過去の記事をご覧ください。
読解力が育てば、算数、理科、社会の文章を読んで答える問題も解けるようになります。
国語はすべての科目のベースにある教科です。意識して育てていきましょう。